仕事を辞めるきっかけになったもう1つの出会い「ヒュッゲな生活」
ども。ゆっくり歩いてますか? すぎやまです。
ちょっと本題に入る前にこのブログのタイトル「Walk Slowly」について、1つ目の記事で触れられなかったので簡単にご紹介させて頂きます。
「Walk Slowly」というのは「ゆっくり歩く」という意味ですね。これはスーパーカーというバンドの曲名であったり、村上春樹氏の「1973年のピンボール」に登場する印象的なセリフ「ゆっくり歩け、そしてたっぷり水を飲め」から拝借したものです。
都会に住んでいると本当に皆さん忙しくされています。ゆっくりと「今日はいい天気だなぁ」と空を見上げている人はあまりいません。なので、ちょっと心に余裕を持てる時間や空間があっても良いのではないかと思い、このタイトルにしました。
一説によると年収の高い人は歩くスピードが速いという調査もあるそうで、「幸せはお金じゃない」という私なりの皮肉もこめられています。
閑話休題。
今回は私が仕事を辞めるきっかけとなったもう1つのきっかけをお話します。正確に言えば「生活を見直す」こととなった出来事ですね。
それは「ヒュッゲ」という言葉を知ったことでした。その言葉を知ったのは、テレ東で放送している「未来世紀ジパング」という番組です。
「ヒュッゲ」というのはデンマーク語で「居心地がいい」「心安らぐ」といった意味なんだそうですが、日本語には存在しない概念なので正確に翻訳するのは難しいようです。
デンマークの人にとって「ヒュッゲ」は名詞であり動詞でもあるので、「これはヒュッゲだね」や「今日はヒュッゲしよう」といった使い方もするそうです。
じゃあ「ヒュッゲ」とは一体なんなのかと言いますと、「家の中で家族や友人と過ごす、ゆっくりとした暖かい時間」のことを指します。デンマークでは厳しく長い冬の期間を「ヒュッゲ」をして乗り越えるのです。
家の中でキャンドルに火をともし、コーヒーやお酒を飲みながら家族とゆっくり過ごす。これがヒュッゲ。(それ故、「家ごもり」と訳される場合もあります。「ひきこもり」じゃないよ!)
この番組を見たとき、嫁さんが「これウチにピッタリだね!っていうかウチのことだね!」と言いました。そう、何を隠そうすぎやま家はヒュッゲが大好きだったのです。
すぎやま家の休日といえば、午前中は息子と公園や植物園などに行き、午後は家にこもって過ごすというのが定番。私がテレビゲームなどをしてると嫁さんがコーヒーを淹れてくれるので、そのタイミングで家族一緒におやつを食べながら話をするのが至福の時間なのです。
なので私は「すぎやま家はヒュッゲを大切にしていこう!」と家族に宣言しました。それと同時に「中国で半分生活してたらヒュッゲできないじゃん!」という矛盾に気づき、今の仕事を続けていくべきかどうかというのを意識するようになりました。(結果的には辞めたわけですが。)
そんなわけで私はこれから、より良いヒュッゲ生活をおくるためにいろいろと取り組んでいこうと思っています。ヒュッゲに関する本も日本で何冊か出ているので読んでいく予定です。(既に1冊読み終えたので、後日紹介しますね。)
直近の目標は「キャンドル」や「ライト」を取り入れること。デンマーク流のヒュッゲでは、「明かり」はとても重要な要素みたいです。まずはここから取り組んでみたいと思います。
皆さんも興味があれば、ぜひヒュッゲしてみてくださいね!