Walk Slowly

仕事と育児とヒュッゲ

3歳にして哲学的な質問をしてくる息子

ども、ゆっくり歩いてますか?すぎやまです。

今日の東京はようやく梅雨明けを思わせる天気で、息子の保育園ではやっとこさプールができるみたいです。子どもは水遊びが本当に好きですからね。今日はたくさん楽しんできてほしいと思います。

そういえば最近、息子はこんな質問をしてくるようになりました。

「ねぇパパ、どうしてたいちゃん(息子)は、まいにち保育園にいって、おうちにいって、また保育園にいって、またおうちにいくの?なんで?」

なんという哲学的な質問。息子は3歳にして「日々の繰り返し」に疑問を持っているようです。まるで日常に疲れたサラリーマンのような質問に思わず笑ってしまったのですが、単純に物の名前とかを聞いてきた頃と比べると、ずいぶんと抽象的なことも質問できるようになったんだと感心しました。

4歳に向かって身体だけではなく心の方も順調に育ってくれているみたいです。そういう変化を感じてからは、息子の「なんで?」「どうして?」という質問に対して、単純に正解を答えるだけではなく「どうしてだと思う?」とか「なんでだろうね?」と聞き返すようにもしています。

例えば息子が「なんでカエルさんはみどりいろなの?」と聞いてきたら、「なんでだと思う?」と聞き返してみます。すると息子は「うーん。」と小さな頭をフル回転させて「はっぱをたべるからじゃない?」と答えました。間違ってはいますが、なかなか素敵な答えだと思います。

物事を考え理解を深める上で大切なのは、自分の頭で考えて想像し、答えを導き出すことだと私は考えています。なぜかといえば、私たちが人生で直面する問題というのはたいていの場合、「これが唯一の正解」というものが無いんですよね。例えば誰と結婚するかとか、どこに就職するかとか、重要な選択であればあるほど、そこにはいつも答えがありません。

だから数ある選択肢の中で、自分が「これが良いんじゃないか」と思うものを選んで進んでいくしかないんです。不安を抱えながら、悩み苦しみながらでも。1つの選択がいろいろな出会いや経験を生み出していく、それが人生の面白いところじゃないかと私は思っています。

少し話が脱線してしまいましたね。そんな考えもあって、息子にはいろいろな疑問に対して自分で答えを出す練習をしてほしいなと思っています。それが正解でも不正解でも、それは大きな問題ではないのです。(もちろん、きちんとした正解がある質問については、後で答えを教えてあげますけど)

自分で考え、それを発信していける子に育ってくれたらなぁと、親心としてはそんなことを考える毎日です。ではまた!